有胞子性乳酸菌 GanedenBC30™
プロテインの吸収をサポート[差別化乳酸菌®]
GanedenBC30™ — 他に類のないプロバイオティクス※
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- プロテインからのアミノ酸吸収を増やす
- HMB(β- ヒドロキシ-β- メチル酪酸)、ミネラルの吸収を高める
- 運動時のパフォーマンス向上& 筋肉痛の緩和
- 整腸作用:腹部の痛み、膨満感、排便回数を改善
- 免疫賦活作用:ウィルスに暴露した際の免疫応答力を高める
GanedenBC30™ は 25 以上の研究によって安全性と効果が確認されています。
GanedenBC30™( Bacillus coagulans GBI-30, 6086 )は、細胞が保護胞子を形成する有胞子性乳酸菌で、体内の胃酸や胆汁などに負けず、生きたまま腸に届きます。そして水分量、温度、周りの栄養など胞子にとってちょうど良い状態となっている腸に到達してから、GanedenBC30は胞子を破って発芽し効果を発揮します。
GanedenBC30™は、整腸や免疫賦活などの一般的な乳酸菌が有する効果だけでなく、プロテイン、HMB、ミネラルの有効利用も可能にするプロバイオティクスです。
これらの有効性は、25 以上の研究により裏付けられており、また、アメリカFDA GRAS資格を備えた優れた安全性の実績があります。ヨーグルト、焼き菓子、シリアル、糖菓などさまざまな食品に取り入れることができ、世界中の1500 以上の主要な食品、飲料、ペット向け製品に使用されています。
※プロバイオティクス:「適切な量を摂取すると健康上の利益が得られる生きた微生物」のこと
プロテインからのアミノ酸吸収の増加(ヒト臨床試験 1)
BC30 をプロテインと併用摂取することで、22 種類のアミノ酸中、アルギニン(+ 12 %)、イソロイシ(+ 5 %)が有意的に上昇し、その他 18 種類のアミノ酸でも数パーセントの上昇を示しました。また、男女別で解析すると、男性よりも女性で顕著な効果を確認しました(総アミノ酸量 全体 + 2.6 %、女性 + 3.9 %、男性 + 1.1 %)。
- 被験者:
- 健康な 30 名(平均年齢 26.4 歳)を対象にした二重盲検交差試験
ミルクプロテイン摂取群または、ミルクプロテイン + BC30(10 億個/日)摂取群 - 期間:
- 2 週間
- 評価:
- 2 週後の 22 種類の血中アミノ酸量
アミノ酸吸収量 AUC(Area Under the Curve)の比較
アルギニン
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メチオニン
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ロイシン
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フェニルアラニン
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イソロイシン
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グリシン
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出典: Stecker et al. Nutr Metab (Lond) (2020) 17:93. Bacillus coagulans GBI-30, 6086 improves amino acid absorption from milk protein.
プロテインからのアミノ酸吸収の増加(ヒト臨床試験 2)
- 被験者:
- 健康な 30 名高齢女性(平均年齢 58.5 歳)を対象にした二重盲検交差試験
植物性プロテイン摂取群または、植物性プロテイン + BC30(10億個/日)摂取群 - 摂取期間:
- 2 週間
- 評価:
- 2 週後の 22 種類の血中アミノ酸量
植物性プロテイン単独摂取群に対して植物性プロテイン+BC30 摂取群のアミノ酸吸収増加率(AUC 比)が、アラニン(+6.0 %)、システイン(+4.7 %)、トリプトファン(+8.0 %)、総アミノ酸(+3.8 %)、総必須アミノ酸(+4.4 %)で有意に増加し、その他6種類のアミノ酸や総 BCAA でも有意傾向としての増加が確認されました。
アミノ酸吸収量 AUC(Area Under the Curve)の比較
*:p < 0.05( プロテイン摂取群との AUC 値比較で有意差あり)、†:0.05 < p < 0.1(プロテイン摂取群との AUC 値比較で有意傾向あり)
出典: Probiotics and Antimicrobial Proteins(2022)
https://doi.org/10.1007/s12602-022-10028-4
植物性プロテインとの相性(in vitro)
- 対象:
- 植物性プロテインとしてエンドウ豆、大豆及び米由来プロテイン
- 評価:
- 胃及び小腸のインビトロモデル(TIM-1)において、BC30 の有無で消化された α アミノ窒素(アミノ酸やペプチド類)を示すAAN及び全窒素(全タンパク質)を示す TN の比 TN / AAN の比較
※ AAN はアミノ酸やペプチド類を表すので、この値が大きくなるとTN/AANの値が減少し、よりタンパク質が消化されていることを意味する。
3つのタンパク質ともTN/AAN がBC30 存在下で下がり、大豆及び米に対しては、2 倍の減少を示しました。これはBC30 が植物性プロテインをアミノ酸やペプチドに分解し、吸収性を高めることを示唆しています。
TN / AAN 比率
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出典:Beneficial Microbes, 2017; 8(3): 491-496
運動パフォーマンス向上 & リカバリー能力の改善(ヒト臨床試験)
ウィルソン博士の仮説に基づき、エンドポイントとしてリカバリーに焦点を当てた二重盲検交差試験を追加実施しました。この研究結果ではリカバリー時間の減少が実証されました。リカバリー時間の減少は、膨張した筋肉の縮小および血中クレアチンキナーゼ値の低下、痛みの減少、知覚回復の増加、筋力の増加によって測定されます。この結果は GanedenBC30がプロテイン活用を補助し、リカバリー時間を短縮するとした先の調査結果および仮説を裏付けています。
- 被験者:
- 29 名の男性の二重盲検交差試験
カゼイン摂取群あるいは、カゼイン + BC30(10 億個/ 日)摂取群 - 期間:
- 2 週間
- 測定指標:
- トレーニング後の筋損傷のマーカー / 痛み・リカバリーの認識 / パフォーマンス
痛み[ VAS ]
![痛み[VAS]](../img/healthFood/bc30/fitness_pain.png)
トレーニングをすることで、両群にておいて痛みを有意に増やした(p < 0.001)。BC30とカゼインをともに摂取することで、カゼインを単独に摂取するよりも、トレーニング終了から72時間後の痛みを有意に減らした(p = 0.02)。
クレアチンキナーゼ[ U / I ]
![クレアチンキナーゼ[U/I]](../img/healthFood/bc30/fitness_creatine.png)
トレーニングをすることで、カゼイン群(+266.8 %, p = 0.0002)、カゼイン+BC30群(+137.7 %, p = 0.01)ではクレアチンキナーゼ量が有意に増えた。BC30 とカゼインをともに摂取することで、カゼインを単独で摂取するよりも、クレアチンキナーゼの増加が減る傾向(群×時間: p=0.08)があった。血液のマーカーは、知覚測定指標の結果を裏付けた。
知覚回復[ VAS ]
![知覚回復[VAS]](../img/healthFood/bc30/fitness_feel.png)
トレーニングをすることで、両群において優位にリカバリーの認識が悪化した(p < 0.001)。BC30 とカゼインとともに摂取することで、カゼインを単独で摂取するよりも、トレーニング終了から24時間後及び72時間後でリカバリーの認識を有意に改善し(p = 0.001)、48 時間後には改善傾向が見られた(p = 0.06)。
ウィンゲートパワー 前後の変化[ Watts ]
![ウィンゲートパワー 前後の変化[Watts]](../img/healthFood/bc30/fitness_wingate.png)
トレーニングをすることで、カゼイン群ではウィンゲート最大パワーが有意に減った (-39.8 Watts, - 5.3 %, p = 0.03)が、BC30 とカゼインをともに摂取することでウィンゲート最大パワーが増えた(+1.7 %, +10.1 Watts, p = 0.99)。群×時間には傾向が見られた(p = 0.07)。
出典: Jäger et al. (2016), Probiotic Bacillus coagulans GBI-30, 6086 reduces exercise-induced muscle damage and increases recovery. PeerJ 4:e2276; DOI 10.7717/peerj.2276
HMB の吸収を高める(ヒト臨床試験)
- 被験者:
- 6 名の交差試験
- 摂取量:
- HMB 摂取群または HMB + BC30(20 億個/ 日)摂取群
- 摂取期間:
- 2 週間

2 週間後の血中の HMB の量は、HMB 単独摂取に比べて BC30 を併用することでピークが 16 % 上昇し、曲線下面積(AUC) は 15 % 増えました。このことから、Ganeden BC30 には HMB の吸収を高める効果が示唆されました。また、別の臨床試験では、HMB とBC30 を併用摂取することでHMB 単独摂取よりも抗炎症効果が高いことが報告されています。
出典: Rathmacher J., unpublished.
ミネラルの吸収を高める(in vivo)
- 群分け:
- 24 匹の子豚を以下 2 群に分ける
・クエン酸カルシウム + マルチビタミンミネラル
・クエン酸カルシウム + マルチビタミンミネラル + BC30(10 億個/日) - 摂取期間:
- 1 週間
- 評価:
- 1 日目と 7 日目のそれぞれの群の糞便中のミネラル等を比較
BC30 を併用することでほとんどの糞便中に排出されるミネラルが減少しました。これは BC30 がミネラルの吸収を促進したことを示します。
コントロール群対 BC30 群パーセント差
クエン酸カルシウム + BC30 対 クエン酸カルシウム | |
全カルシウム(%) | -0.3 % |
全銅(ppm) | -12.0 % |
全鉄(ppm) | -7.0 % |
全マグネシウム(%) | -4.2 % |
全マンガン(ppm) | -14.0 % |
全リン(%) | 0.9 % |
全カリウム(%) | 28.6 % |
全ナトリウム(%) | -47.8 % |
全硫黄(%) | -19.3 % |
全亜鉛(ppm) | -10.5 % |
灰分(%) | -5.3 % |
可消化エネルギー(Mcal/lb) | 2.3 % |
代謝エネルギー(Mcal/lb) | 1.8 % |
※可消化エネルギー: 摂取したエネルギーから糞へ排泄されるエネルギー量を差し引いた値
※代謝エネルギー: 可消化エネルギーから尿中に排泄されるタンパク質等のエネルギーを差し引いた値
免疫賦活作用:ウイルスに暴露した際の免疫応答力を高める(ヒト臨床試験)
- 被験者:
- 80 名(6 ~ 8 歳)の健全な児童に対しての二重盲検試験
プラセボ摂取群または BC30(10 億個/日) - 期間:
- 3 ヶ月間
- 評価:
- 摂取前後の設問表スコアによる上気道感染症 & 消化器官感染症症状の割合
血中免疫系サイトカインの比較
上気道感染症 症状
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消化器官感染症 症状
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結果、BC30 摂取は、プラセボに比べて上気道感染症状(鼻詰まり、鼻のむずむず感等)や消化器官感染の症状(ガスの蓄積、目の充血等)を減らし、種々の免疫系サイトカイン(TNF-α、ICAM-1、IL-6、IL-8 等)の有意な改善を示しました。
出典: Anaya-Loyola MA et al. Food Res Int 2019, 125:108567.
- 被験者:
- 10 名(18 ~ 43 歳)に BC30(5 億個/日)摂取群
- 期間:
- 28 日間
- 評価:
- 摂取前後で被験者の採取した血液にインフルエンザウイルス(H3N2)とアデノウイルスⅥを添加した際の活性型T-細胞、種々の免疫系サイトカインを比較
活性型 T 細胞

摂取前に比べ、BC30 摂取 28 日後に採取した血液を両ウイルスに暴露させた際の活性型T- 細胞数が有意に増加し、免疫系サイトカインIl-6、IL-8、IFN-γ、TNF-αも上昇しました。これによりBC30 が、ウイルスに対しての免疫賦活を高めることが示唆されました。
出典: Kimmel M et al:Methods Find Exp Clin Pharmacol. 2010 Mar;32(2):129-32.
その他の研究
10 名(33-63 歳)にBC30(20 億個/日)を30日間摂取させ、その後採取した。血液にインフルエンザウイルス(H3N2)もしくはアデノウイルスⅥを添加すると摂取前より有意に免疫系サイトカインTNF-1αが増加した。
出典:Mira Baron, MD.Postgraduate Medicine, Volume 121, Issue 2, March 2009, ISSN ‒ 0032-5481, e-ISSN ‒ 1941-9260
整腸作用:腹部の痛み、膨満感、排便回数の改善(ヒト臨床試験)
- 被験者:
- IBS(過敏性腸症候群)の 44 名(平均年齢48歳、82% 女性)を対象にした二重盲検試験
プラセボ摂取群または BC30(8億個/日)摂取群 - 期間:
- 8 週間
- 評価:
- 摂取前後による腹部の痛み、膨満感に関しての自己設問表(5ポイントスケール)による比較
腹部の痛み
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腹部の痛み
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BC30 を摂取した被験者は、プラセボに比べて腹部の痛みと膨満感が改善しました。
出典:Postgraduate Medicine, Volume 121, Issue 2, March 2009, ISSN ‒ 0032-5481, e-ISSN ‒ 1941-9260
その他の研究
IBS(過敏性腸症候群)の55 名(18 ~ 73 歳、76 % 女性)を対象に、プラセボもしくは BC30(20億個/日)を 8 週間摂取させた。結果、BC30 摂取は、プラセボに比べ排便回数が有意に減少した。
出典:B.J. Dolin et al.Methods Find Exp Clin Pharmacol 2009, 31(10):655-659
健康な 61 名の(平均年齢 36.5 ± 12.6 歳)を対象に、プラセボもしくは BC30(20億個/日)を含むサプリメントを 4 週間摂取させた。結果、BC30 摂取群は、学術的に認められている GSRS 自己設問表において、胃腸の諸症状(腹部の痛み、膨満感)を改善した。
出典:Kalman DS et al; BMC Gastroenterol. 2009 Nov 18;9:85.
規格
項目 | 規格値 |
---|---|
商品名 | GANEDEN BC30 15B AF |
性状 | 淡褐色からベージュの粉末 |
有胞子性乳酸菌 (Bacillus Coagulans) | 1.5 × 1010 cfu/g 以上 |
水分 | 9% 以下 |
腸内細菌科菌群 (大腸菌群も含む) | 10 cfu/g 以下(検出限界であり、実質検出せずを意味します) |
大腸菌 | 陰性 / 10g |
ヒ素 | 1 ppm 以下 |
鉛 | 3 ppm 以下 |
- 包装
- 1 kg バッグ
- 原材料表示
- 有胞子性乳酸菌末(アガベイヌリン、有胞子性乳酸菌)※
- 賞味期限
- 製造日より 3 年
- 推奨量
- 34~67 mg/日(5~10億 CFU/日)
- GanedenBC30は複合原材料です。原材料に占める重量割合によって表記方法が変わりえます。
- 表記に関する詳細は、関係各所にお問い合わせください。
- メーカーとの契約上、当原料はサプリメント形態(カプセル、タブレット等)の最終商品には使用できません。